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  「オマーン親善訪問〜第2回オマーン国親善訪問団員〜
                               広島市立安佐中1年 奥原 徹

オマーンでの一番の思い出は、ワヒバ砂漠へ行ったことです。ワヒバ砂漠では4WDでの砂漠走行や、キャメルライド体験などをし、バーベキューをいただきました。4WDでの砂漠走行では、ちょっとしたジェットコースター気分が味わえました。車がバウンドしたり角度が90度近い急斜面を落下するなど、いろいろ楽しむことができました
 ラクダに乗るのは、初めての体験でした。ラクダはおとなしく、ゆっくりと歩いてくれて怖くはなかったです。ただ、ラクダは立ち上がる時や座る時には落ちそうになり、少しだけ怖かったです。ラクダに乗っていた時は視野が広くなり、ずっと遠くの見えなかったものが見えるようになりました。それまで見ていたものが小さくなって逆に自分が大きくなったように思えました。 バーベキューで夕食をいただいたときには、いろいろとおいしい食べ物がありよかったです。

 ワヒバ砂漠では、このように楽しいこともいろいろありましたが、残念だったこともあります。それは、ワヒバ砂漠の星を見ることができなかったことです。ワヒバ砂漠の星は「素晴らしくきれい!」だと聞いていたのですが、当日の夜は、雲に隠れて見えませんでした。もし、もう一度オマーンに行くことがあるなら、ワヒバ砂漠の夜空を必ず見たいと思いました。

 親善訪問中には、7〜8年ぶりの大雨がふりました。その日は、アザン・ビン・ケイス・プライベートスクールを表敬訪問する日でした。アザン・ビン・ケイス・プライベートスクールの校長先生は、元日本人、今はオマーン人の「スワーダ先生」といいます。スワーダ先生は、表敬訪問の時の通訳や、観光地の説明などをして訪問団を助けてくれました。先生は、日本語はもちろん、英語やアラビア語もペラペラですごいと思いました。そのスワーダ先生の学校、アザン・ビン・ケイス・プライベートスクールの朝会をまず見学しました。その時に、日本から持ってきたサッカーボールを渡しました。渡したのは僕で、少しきんちょうしました。その後、授業を見学しました。黒板に書かれていたのは英語ばかりで読めませんでした。もっと英語をまじめに勉強していれば少しはわかったかなと思いました。昼は生徒と一緒にランチを食べる予定でしたが、雨で道路が冠水する危険があるため、生徒は帰宅…。なので先生たちと一緒にランチを食べました。アザン・ビン・ケイス・プライベートスクールに残っている生徒も何人かいました。ランチ後は、その生徒たちと日本から持ってきていたけん玉やお手玉などを使って遊びました。僕はサッカーが大好きで、オマーンの生徒たちとサッカーをするのをとても楽しみにしていましたが、雨でできなかったのがとても残念でした。でも、生徒たちは日本のおもちゃで楽しそうに遊んでくれていたので、僕も楽しくなりました。

 僕は初めての海外旅行でわからないことだらけで、たくさんの人のお世話になってしまいました。いろいろなことがありましたがこのような貴重な体験ができ、僕はとてもよかったと思っています。